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(友野会計事務所)

相続税調査の特徴とさまざまな手法 臨宅調査(実地調査)の進め方

1 臨宅調査(実地調査)の進め方

臨宅調査は大きく分けて、①聴取調査、②現況調査、③現地調査がある。「聴取調査」は文字どおり納税者(相続人)から被相続人の生活状況、財産形成の状況、資産管理の方法等について聞き取りをし、申告内容の適正を確認する調査であり、「現況調査」は臨宅調査において権利証や預金通帳等の保管方法について金庫、机、タンス等の現況を確認することである。「現地調査」は主に申告した不動産の地目確認や、利用状況の確認を現地で行うものである。上記調査は、提出された相続税申告書の内容に誤りがないか、申告した相続財産に漏れ (隠し財産) がないかを確かめるために行われるものである。このことを心に留めておけば、調査の対応法も見えてくると思われる。次に、調査当日を迎える納税者の準備について触れる。

1 納税者の準備と心構え

臨宅調査に臨む場合の納税者側の準備について確認していく。

(1) 調査の日程

調査官は上記の準備調査を終え、担当統括官に報告し、指示を受けた上、納税者及び関与税理士に対し、調査日時をあらかじめ通知(事前通知)する。強制調査の場合は前触れもなく調査にくることになるが、任意調査の場合は原則として事前通知が行われ、納税者と調整をしてから日程を決めているようである。連絡があった際には担当調査官部門、名前及び調査予定日数等を確認する。相続税の場合、臨宅調査は通常1日だが、長い場合には2~5日程度日数がかかる場合がある。

(2) 調査場所

調査を受ける場所については、被相続人が日々生活をしていた自宅を希望してくることが多い。それは、相続に関する財産や資料があること、及び生前の人となりや財産状況を把握しやすい点にある。しかしながら、調査場所が被相続人の自宅に限定されているわけではないため、都合の良い場所であれば変更してもらうことは可能である。ただ、その場合には書類や資料等をきちんと揃えておくことが必要になる。

(3) 調査当日までにしておくべきこと

① 書類の準備

調査を効率的・スムーズに進ませるため、当日までに、相続税申告書作成に関係した書類や資料等を調査時に応接する部屋あるいは近くの部屋に用意しておく準備が必要になる。調査官の希望する書類がすべて揃っていれば、結果的に調査は短時間で終了することに繋がる。調査前の事前準備が足りなかったため、重要書類を置いてある奥の部屋まで取りに行く際に、調査官に「書類の保管場所まで同行させていただいてもよろしいですか?」と言われ、やむなく承諾し、ついてこられて寝室など人に見られたくない場所まで見られ、嫌な思いをしたということが実際にある。相続税申告に関連する財産等の資料については、落ち着いて対応できるよう事前に用意しておくことが大切である。

② 家族名義の資産について

家族名義の資産について、被相続人の財産と明確に区分ができるよう、その取得の経緯や取得資金の源泉及び取得後の管理運用状況を正確に証明できるようにしておく必要がある。

③ 税理士との事前打合せ

調査当日、調査官とどの部屋で面接するか、昼食やお茶等はどうしたらよいか、また、相続税申告書の内容にあらかじめ目を通し、準備すべき書類の内容等について相談する。さらに、調査日程を他の相続人にも知らせておく。相続税申告書の提出後に気づいたことや心配事がある場合には、必ず税理士に相談をして対応等を考えておくことが望ましい。また、申告の内容について目を通しておき、通帳の収入支出の流れや日常生活状況に関する質問への受け答えの仕方等、当日あわてないためにも事前に打合せすることをお勧めする。

 

 

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