令和6年分の路線価等の公開について
国税庁は、令和6年分の相続税及び贈与税の課税における土地等の評価額の基準となる路線価及び評価倍率等を、7月1日に国税庁ホームページで公開しました。
最高路線価の動向
令和6年分の都道府県庁所在都市の最高路線価が発表されました。
ほとんどの都市で前年から上昇しています。以下は代表的な都市の上昇率です。
千葉市 +14.9% ※最大上昇率
さいたま市 +11.4%
岡山市 + 9.1%
札幌市 + 9.0%
全国一の最高路線価は、39年連続で東京都中央区銀座5丁目銀座中央通りとなっています。
前年 当年
42,720千円 44,240千円(+3.6%)
東日本大震災被災地域の土地評価
原子力発電所周辺の避難指示区域内の土地について、令和6年1月1日から同年12月31日までの相続、遺贈、贈与による取得は評価しないこととされています。
「令和6年中に相続等により取得した原子力発電所周辺の避難指示区域内に存する土地等の評価について」(令和6年6月12日 法令解釈通達)
財産評価基準書
各国税局が都道府県別に令和6年分の財産評価基準書を公開しており、「市街地農地等を評価する場合における宅地造成費の金額」が、大阪局を除く各国税局で前年分から変動しています。また、「農業投資価格」については4県(秋田県、栃木県、宮崎県、鹿児島県)で変動していますのでご留意ください。
国税庁発表
https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2024/rosenka/index.htm
路線価図・評価倍率表
https://www.rosenka.nta.go.jp/